平成26年度 2Q(中間決算) メーカー決算まとめ

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 パチンコ・パチスロメーカーの中間決算が出揃いました。パチスロ規制強化後、初の決算ということで注目度は高かったんじゃないですかね。
 パチスロ中心の内容ではありますが決算まとめてみました。ざっくりとゆるりと考察も書いています。今回から機種評価は省略していますが、別の機会を設けて続けていきたいと考えてます。

 

 

 パチスロ規制強化 メーカーへの影響

 

 事の発端は、平成26年8月29日、警察庁より現在主流のAT(ART)機を今後保通協で実施される型式試験に適合させない旨の通達(9月16日以降に持ち込まれたものについて適用)が出されたことによります。
 株価は真っ先に反応し、翌営業日、各社の株価は軒並み下落(なんでそんなに詳しいの?)、セガサミーに至っては9%ほど下落してました。ひえぇ。
 9月の型式試験結果もひどい内容(適合率3/46)で、世紀末的な雰囲気が漂っていました。こういう時は上場企業の決算を見るのも一つの手でしょうか。どれどれ・・・セガサミー、平和、カプコンの3社が件の理由により通期販売計画を見直し。それぞれ、4、1、1機種の販売を見送ってます。意外と少なかった?

 

 さて、パチスロメーカーの有価証券報告書を見るとこんな文言が記載されてます。
 (セガサミーよりを部分的に抜粋)
 事業等のリスク
 製品を販売する際は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」及び関連法令、諸規則に基づき、国家公安委員会規則の「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」で定められた「技術上の規格」に適合することが必要となります。
 法的規制等に重大な変更が加えられた場合には、当グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

 正確には風営法が改正されたわけではなく、保通協における型式試験方法の変更になりますが、今回の騒動は、この「事業等のリスク」が顕在化したことによるものです。
 いわゆる外部環境ってやつですが、ただ、コントロール不可能な外部環境とは必ずしも言えなくて・・・今回の件に関しては、むしろ身から出た錆と見る向きもあるとかないとか。

 

 

 パチンコ税?

 

 外部環境と言えば、パチンコ税(換金額を課税標準に換金時に徴収)が注目あびてましたね。1%で2,000億円もの税収が見込めるんだとか。
 カジノ関連の記事読むと「パチンコ」ってワードをよく出てきますし、IR推進法と全く関係ないところで出てきた案ではないと思うんですよね。
 いつの間にかカジノを議論する場において、悪い意味でだけどパチンコ業界が欠かせない登場人物になっていて、カジノ推進派の中には苦々しい思いで見ている人も多いんじゃないでしょうか・・・
 「一番近くに いても♪ 一番分かり あえない♪」
 なんか徳永英明の「最後の言い訳」思い出した。

 

 結局パチンコ税は見送られましが、カジノが「絶対ダメ!」とはならない限り、この議論は続くのかなと思ってます。
 パチンコ税は、ギャンブルとして合法化されなくても、固定資産税という手はあるかもしれないけど・・・でもこれ地方税かぁ。

 

 

 ついに山が動いたぞ!

 

 おまけです。パチンコにすら進出しなかったあの山佐(非上場)がスマホゲーム市場に参入。パチンコ系メーカーではフィールズに次いでの参入です(セガサミー、コナミ、カプコンは既に参入済み、本業だからね)。

 

 せっかくなのでパチスロメーカーらしいアプローチでゲーム開発して欲しいです。例えば、こんなの。
 「ガチャ回す→ケロット図柄出現→ゴミキャラ→ユーザー激おこ」

 

 まぁ、これは冗談として、何故スマホゲームなのか?日電協の懲りない面々に嫌気がさしたから。それもあるかもしれないけど、スマホゲーム市場にはパチンコ・パチスロ業界が取りこぼした若者がたくさんいるはずだ、目の付けどころはそんなところでしょう。娯楽産業ってのは若者を取り込んでなんぼですからね。成功すれば他メーカーも追随する可能性十分あると思います。

 

 

 以下、各メーカー遊技機事業の売上順に掲載してます。進捗率は販売台数を開示してるメーカーのみ掲載。

 

 

 

セガサミー

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 パチスロ規制強化、IR推進法は審議されることなく閉会、そして、下方修正。セガサミーにとってイラつく展開が続いてます。

 

 セガサミーの期首計画は常に下方修正が予定されている、っていうとちょっと嫌味すぎるかもしれないけど、期首計画パチスロ37.4万台は規制強化がなくても厳しかったと思うんだ。

 

 通期販売計画は期首計画から15万台減の22.2万台に修正し、下半期は「アラジン」、「サラリーマン金太郎」の2機種で勝負。最低でも12.9万台の販売を予定しているみたいです。これはまた無謀な計画だと思うかもしれないけど、特殊な状況にあるのだけに、なかなか読むのが難しいです。

 

 機種選定においてホールが一番嫌がるのはスルーした機種がヒットすることなんだとか。いわゆる「買わないリスク」です。今後しばらくは、最後のAT機ということでこの「買わないリスク」がより強く意識されてくる。そう考えると12.9万台は案外さばけてしまうかもしれませんが、他のメーカーもより多く販売しようとする動きは同じだと思うので、やはりどうなるか読めないです(結局分からないのかよ!)

 

 1つ確実に言えるのは、あの「トゥームレイダー」が生まれる下地が着実に整ってきることでしょうか。

 

 ※トゥームレイダー・・・4号機末期、「4号機であること」ただその1点をもってホールが大量導入し、即客が飛んだ伝説のクソ

 

 

 

 

平和

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

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平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 私はただのパチスロ好きです。オタクとかマニアだなんて全然思っていません。自覚がないだけで世間一般からはそう見られてるかもしれませんがね・・・まぁオタクということにしときましょう。

 

 パチスロオタクというオタクの常として、例えば映画オタクが全ての映画が好きかというと、全然そんなことはなくて、むしろ好きではない映画の方が多いように、私も全てのパチスロが好きなんてことは全然なく、好きではない台の方が圧倒的に多いのです。

 

 とりわけ平和の台は全然好きになったことがないんです、本当に1台もない。これは自分でも不思議で、なかなか納得のいく答えはみつかっていません。パチンコのルパンも一体何が面白いのか分からなかった(少し打っただけだけど)。

 

 そんな私に平和を語る資格があるのだろうか・・・

 

 程よく文字が埋まったところで、パチスロ通期販売計画達成まで残り8.7万台です。これ、かなり頑張らないとダメですね。

 

 黄門ちゃま「ひかえおろう!トゥームレイダーの座は頂いた!」

 

 

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

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考察

 

 いつもならユニバの決算発表があってようやくパチ・スロメーカーの決算が出揃うことになるのですが、今回の発表は意外と早く、そして、その顔は自信に溢れてた。つまり、ミリゴシリーズが今期リリース出来そうだということでしょう。何より下方修正がなかった。

 

 でも、その顔をよく見てみるとどこか引きつっているように見えるのだが・・・

 

 パチスロ規制強化でどこが1番ダメージを受けるか、それはやっぱりユニバだろうと思うんです。ミリゴに限ってはAT(ART)機じゃないと成立しないですから、しばらくの間リリースされることはないと思います。

 

 ミリゴの収益力をざっくり見積もると、直接的及び間接的(機歴?)な販売台数はざっと毎期10万台くらいか。1台45万円と仮定すると450億円。売上のおよそ半分のあてが無くなることに・・・何かしらの対策はうってくると思いますが、なかなか厳しいと思いますよ。

 

 ドンちゃん「今度はおいらの出番でぃ(半笑)」

 

 冗談を言ってる場合ではないのである。

 

 

 

 

藤商事

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 「パチスロリング」はなかなか評判良かったみたいですね。

 

 パチンコの開発ってのはいかにしてシリーズ化するか、人気コンテンツの版権をとってきたり、ニーズを創出し特定のジャンルを作ってみたり、その手法はいくつか事例があると思います。
 シリーズ化の延長として、パチンコで成功したシリーズ機をパチスロでシリーズ展開なんてことも今では珍しくないことだと思います。

 

 ただ成功事例は意外に少なく、北斗(セガサミー)、AKB(享楽)、エヴァンゲリオン(SANKYO)、ルパン(平和)くらいでしょうか。
 「リング」をこの並びに加えるには無理があるけど、一応の成功はしたと言ってもいいかもしれなでいすね。

 

 藤商事、なかなかやりおる。

 

 

 

 

SANKYO

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

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平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 中間時点で赤字とは!下半期はエヴァンゲリオンで盛り返すでしょうけど、マックスタイプで強いタイトル持ってないと厳しいんですかね。

 

 パチンコエヴァは多分ミドルタイプでリリースされると思うけど、ミドルタイプってどうなんですか?なんとなくユーザーの意識としてだけど、「マックス」なのか、それとも「甘デジ」あるいは「低玉貸し」なのか、そんな具合に二極化してるような気がしてます。換言すると「ギャンブル」なのか、それとも映画やカラオケのような娯楽としての「暇潰し」なのか。

 

 シンジ「僕はここにいていいの?」 

 

 その中間にあたるミドルスペックやライトスペック達はちょっと居心地が悪そうに見える。ちょうどプロレスが「強い男」なのか「ショー」なのかその狭間で揺れ動いていた頃の状況(そして多くのファンを失った)と似ているかもしれない。

 

 パチスロエヴァもAT(ギャンブル)なのかAタイプ(暇潰し)なのかその狭間で揺れ動いてる、っていうかパチスロに狭間はないので、直近のエヴァはAT機からAタイプに帰ってきたところ。それでも稼働は悪かった・・・

 

 4Qにbistyからパチスロの販売予定がありますね、これエヴァじゃないかなと思ってますが、さて、どのタイプかかなり注目しております。

 

 

 

 

カプコン

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 カプコンも販売計画見直してます。年間3機種から2機種へ。

 

 カプコンの場合はAT(ART)機でなければ成立しないシリーズ機はなさそうなので、規制強化の影響(来期以降)は比較的軽微なものかなと思ってます。むしろチャンスかもしれないけど、こういったことの後は何を出しても「つまらない」と受け入れられないことが多いから、なんとも言えないですね。

 

 今冬にスマホゲーム「ストリートファイターパズルスピリッツ」がリリース予定。前期にモバイル事業絡みで34億円の特別損失計上してますから、相当力入ってると思います。

 

 でも、今さら「ストU」シリーズにどれだけのマーケットがあるのだろうか、とか、新キャラを登場させやすいオリジナルコンテンツの方が人気(売上的には)あるのでは?など、つまらないつっこみをしたくなりますが、これは単純で稚拙な現状分析かもしれません。まぁ、流行らなさそうだなと思ってしまった・・・今はガチャってなんぼだから、本質はパズルではないのだから・・・

 

 

 

 

コナミ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 これはなかなかの赤字体質(遊技機事業)だ。

 

 戦略に無理があったのか、戦術が間違っていたのか・・・
 申し訳ないけど、戦略も戦術もなかった、それが答えだと思ってます。ごめんなさい。

 

 今期からKPEの社長が交代しています。社長交代なんてパチンコ業界では聞きなれないフレーズなのでピンとこないけど、何かしらの変化はあるんでしょうね。商品に反映されてくるのは来期以降となりましょうか。少しだけ期待して待ってます。

 

 

 

 

オーイズミ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

平成26年度 2Q メーカー決算まとめ

 

考察

 

 「ひぐらし」シリーズは3Qの販売ですね。ひぐらしは「終わった」感があるけど、それはまた次の機会に。 

 

 

 

2014.12.1



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